古民家の耐震補強のテクニック
週末にかけて長かった梅雨も明けてくるみたいですね。
私たちの仕事は雨がふったり、暑かったりで仕事に影響してしまうのですが
日程に合わせて施工できるように職人さん無理させないように、出来る工夫をしっかりとしなければと思います。
今日は古民家の耐震補強のテクニックを少しご紹介します。
現在進行中の古民家のリノベーション現場です。ご家族ですごしやすい住まいへと改修中ですが、大きく間取り変更があるため耐震補強が必須となります。
古民家の場合、上手にゆれて地震に耐える伝統工法での改修と、筋交いや耐力壁で地震に耐える一般工法での改修に分かれます。
住宅が対象になるため計画建物が適度に壁のある暮らしやすい住まいのため一般工法での耐震改修となります。
既設のコンクリート基礎があれば、それに抱き合わせて補強ができますが古民家の場合はコンクリート基礎がない石場建てのため、そのまま壁の補強をしても耐力が得られません。ですので間取り変更によって新しくできる壁に有筋コンクリート基礎を設けるか、既設の壁に抱き合わせて新しいかべを2重になるように有筋コンクリート基礎を設けて補強をします。今回の場合は南側縁側、北西の納戸で抱き合わせの新設2重壁を設けました。
古い建物なので、通りもレベルもそろってない中での難しい工事ですが、そこは若いですが腕のある大工さんに頑張ってもらってます。
少し前になりますが、乗鞍天空マラソンを走ってきました。
先週のガーミン62.6km